学校案内
兵庫県神戸東灘区に所在し、中高一貫教育を提供する謂わずと知れた国内最高峰の難易度を誇る私立男子中学校。制服の着用義務が無い他、明文化された校則が無く、風紀についての大部分を生徒の良識に委ねるなど、自由な校風を特徴とする。
遠足などの校外行事においても現地集合・現地解散となっており、この事実1つからも校風の自由さが見受けられる。
また、受験学年であっても体育祭などの学校行事に対し積極的に参加させるなど、学業面だけでないメリハリの利いた学習指導を行っている。
6年一貫教育の中で、生徒と共に先生も6年間持ち上がり制となっている。


令和6年入試結果
募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
180 | 747(+2) | 736(+6) | 265 | 2.78倍 |
算数1 | 算数2 | 国語1 | 国語2 | 理科 | 合計点 | |
満点 | 100 | 100 | 80 | 120 | 100 | 500 |
受験者平均 | 60.7 | 59.2 | 54.7 | 66.9 | 70.5 | 311.9 |
合格者平均 | 72.7 | 72.2 | 60.5 | 72.9 | 77.6 | 355.8 |
差 | 12.0 | 13.0 | 5.8 | 6.0 | 7.1 | 43.9 |
合格最高点 | 451 |
合格最低点 | 330 |

昨年度の入試において、志願者数・受験者数が前年比+93名・+107名と大幅増を記録し、3年ぶりに700名を超える所まで戻ってきておりましたが、令和6年度入試では、予想通り志願者数・受験者数ともに昨年度より更に増える結果となり、コロナ禍の影響が完全に払拭された事を示す入試となりました。
その一方で、合格者数は昨年度より16名減となり、昨年を上回る狭き門となりました。
来年以降も中学受験者数の増加や、関東や九州地方からの遠征組を考えると、来年度以降も今年度並みの入試になると思われる。
☆令和6年入試考察
今年度の灘中入試理科は、合格者平均77.6点・受験者平均70.5点と、2017年に次いで過去10年で2番目に高い点数を記録し、70点を超える事が合格するうえで必要最低ラインになったように感じます。
問題の難易度自体はそれほど大きな変化はなかった様に感じますので、これから灘を目指す方達は、算数だけでなく、理科についても早い段階からしっかりした対策をすることが重要になってくると思います。


灘中理科は難しくない!
灘中学は、名実共に日本屈指の最難関中学校であり、その受験には中学受験でありながら、北は北海道から南は九州・沖縄に至るまで、日本全国からその高き壁にチャレンジしてきます。それだけに、その入試難易度は日本屈指の難易度を誇ります。
この灘中合格を達成するためには、どんな対策が必要なのでしょうか?
まずはじめにお伝えする事は、
『灘中の理科は難しくない!』
という事です。
確かに、灘中入試は日本屈指の難易度を誇りますが、科目ごとに見るとその難易度には大きな差がある事が分かります。
灘中入試の最大の関門は、“算数”です。
算数の難易度は、掛け値なしに日本一の難易度を誇り、その対策を行うためには、非常に早い段階から難易度の高い問題に臨む必要があります。
その一方で、理科の難易度はそれほど高くなく、どちらかというと基本~標準レベルの問題が中心になっています。
これは、入試問題作成者が受験生に求めている事は、小学生では到底及ばないレベルの解法を身に付けて欲しいとか、誰も知らない様な知識を持っていて欲しい等では無く、学んだ知識をより深く理解しようとする知的好奇心や、与えられた条件から根気強く必要な情報を探し出す探究心など、理科に対する強い興味を持っているかです。
そのため、ただ単に重箱の隅をつついた様な細かい知識を求めたり、ただただ難易度の高い難問・奇問を解かせる事はありません。
それだけに、理科は基本解法を確実に理解する事が出来れば、確実に高得点が狙え、合格に近付く事が可能です。
これは、直近の入試問題を見れば一目瞭然で、以下の問題は標準レベルの問題演習をこなしてきた生徒であれば、充分完答を狙える問題ですので、皆様もも一度確認してみて下さい。
令和3年度 | 第1問 | 第4問 | 令和2年度 | 第1問 | 第3問 |
平成31年度 | 第2問 | 第4問 | 平成30年度 | 第4問 | 第6問 |
この基本解法を確実に身につけるために必要な事は、各塾にお通いの方は基本のテキストを徹底的に復習をする事です。
塾によっては、最高レベル理科や志望校別特訓などの名目で、非常に難易度の高い問題演習がカリキュラムに組み込まれています。
確かに、他科目との兼ね合いで時間的に余裕があり、本人に強い知的好奇心があればチャレンジする事に充分意味があると思いますし、第2志望以降の学校対策として触るのであれば意味があると思いますが、灘中対策という意味では収録されている問題の半分程が出来れば充分です。
こんな問題演習に時間を割くのであれば、算数対策に時間を割くべきです。
この様に、理科は必要な事にしっかり時間を割き、ただ難易度が高いだけの問題や、入試での出題頻度が低い問題を省く事で、余分な時間は他科目に回す事が出来ます。
灘中合格を目指す方には、是非一度プロ家庭教師の指導を受けて頂きたいと思います。
尚、当方では浜学園灘中合格特訓テキストや希学園灘中選抜特訓等、様々な塾の灘中対策テキストもありますので、チャレンジ思考のある方にも対応しております。
●当方にあるテキスト類
・浜学園
小学4年生 灘中合格特訓(算数)
小学5年生 灘中合格特訓(理科) 灘中合格特訓(算数)
最高レベル特訓(算数)
小学6年生 灘中合格特訓(理科) 灘中合格特訓(算数)
最高レベル特訓(理科) 最高レベル特訓(算数)
・希学園
小学5年生 灘中選抜特訓(理科) 灘中選抜特訓(算数)
最高レベル演習(理科) 最高レベル演習(算数)
小学6年生 志望校別特訓灘コース(理科) 志望校別特訓灘コース(算数)
最高レベル演習(理科) 最高レベル演習(算数)
などあります。
この他のテキストにつきましては、メールにて御確認下さい。

灘中対策
灘の入試問題は、その他の最難関私立中学とかなり傾向が異なり、重箱の隅をつつく様な知識問題や、ただただ複雑な計算問題、難問奇問の類いはほとんど出題される事はありません。塾に通う全員が、普通に授業で聞いている知識を用いて解ける問題がほとんどです。
それだけに、灘中対策は灘の過去問以外でする事は不可能です。
そのため、灘中対策は6年生前半までに基本知識の穴を埋め、基本解法を完璧に理解し、問題文の読み方を習得させる。
そして、6年生夏以降の灘中過去問演習に入った際に、如何に問題演習に集中できる状態を作れるかが勝負になります。
これが出来れば、6年生の後半で理科に割く時間が大幅に短縮でき、他科目(特に算数)に勉強時間の大半を割く事が出来る様になります。
ただ、家庭教師のスタート時期は、お子様一人一人異なりますので、当然ですが学習カリキュラムは生徒ごとに異なります。
大まかなカリキュラムではありますがご紹介したいと思います。
灘中は、上記でも記載しましたとおり、基本解法の徹底的な習得が合格への近道ですので、奇をてらった様な内容や、ただただ複雑な計算問題を解く事ではない事をご理解の上、御確認頂ければと思います。
【4年生以下】
4年生終了時点までは、徹底的な基本テキストの演習をしていきます。
この平常授業時期は、最高レベルや応用問題などはそれほど重要視せず、まずは標準レベルまでの問題を完璧に解ける様にする事を目指します。
また、季節講習などを利用して、少しずつテキストの先取りを進めていき(週2単元ぐらいのペース)、4年生終了時点で5年生の前半部分(夏期テキストあたり)が終わっていれば理想的です。
【5年生】
灘中理科の計算問題は非常に標準的で、基本解法をしっかり理解できていれば、確実に点数を稼ぐ事が出来ますので、5年生中は計算問題への対応を最優先となります。
そのため、基本テキストは週1単元ペースに戻し、計算単元の解説を並行させていきます。
それにより、5年生の1年間で基本テキストは6年生の夏休み分までを目標にします。
この、6年生前半までのテキストを5年生中に終了させる事が、6年生になったときの時間的余裕を生み、それが心の余裕を生む事で他科目にも好影響があります。
この5年生段階が終了した時点で、計算問題の基本解法はほぼ理解している段階になります。
【6年生】
6年生に入ると、基本テキストは夏休み分まで終了している事を前提に、本格的な灘中対策に入っていきます。
この段階で、灘中合格に必須の問題文の読み解き方や、ポイントの見つけ方を中心に、基本知識と与えられた条件を融合させて問題を解く方法を演習していきます。
そのため、灘中志望者用のテキストを中心に進めていきます。
そして、夏期講習以降は過去問演習を実施させていきます。
夏期講習では、第2・第3志望校の過去問演習を進め、基本知識と基本解法の理解度をチェックすると共に、入試レベルに慣れていく時期となります。
そして9月以降は、灘中過去問演習に入っていきます。
多くの塾で過去問演習の授業がありますが、そのほとんどが問題を解かせて解説をするだけの単調なモノになります。
この場合、生徒が分からない所を先生に質問する事は可能かもしれませんが、その場合は生徒自身が何が不足し、どこに問題があったかという事に気付いていなければ質問が出来ませんし、気付いていない問題点はそのままの状態になります。
そのため、結果的に中々点数が上がらない状況になります。
当方では、各年度ごとに問題の取捨選択の仕方や問題文の読み方、そして生徒一人一人の弱点に合わせた解説をしていきます。
また、その解説授業をする前に、お子様が解いた問題用紙・計算用紙・解答用紙をスキャンまたは写メなどで送って頂き、それをコチラで徹底的にチェックし、指導の際に現状の問題点がどこにあるかを伝えていきます。
これを、少なくとも20年分の過去問で行う事で、灘中の問題の解き方、取捨選択方法、そして時間配分を徹底的に身につけて、本番を迎える事になります。
この一連の流れはあくまで理想的なカリキュラムの一例となります。
お子様ごとに状況も異なりますので、家庭教師スタート時点で如何にこの理想的な流れに乗せられるか、どれぐらいの時間をかけて乗せるかなど、御不明な点も多々あるかと思います。
そのため、プロ家庭教師サイエンス・ヒルズでは、1時間(無料)の体験授業をご用意させて頂いております。
現状での問題点や今後の勉強方法など、灘中入試に対してのご不安などもあるかと思いますので、この機会に是非一度プロの指導を経験していただければ、今までに見えなかった問題点など見えてくると思いますので、ご利用いただければと思います。

入試過去問解説・分析
理科 | 算数 | |||
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解説 | 分析 |
解説 | 分析 |
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2021年 | 第3問 第4問 |
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2020年 | 第3問 第4問 |
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2019年 | 第4問 第5問 |
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